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ヘブンズ・ドア【日本版映画】

 27,2009 22:46
やっぱ監督、センスいいなぁ!

【長瀬智也ファン推奨。福田麻由子ちゃんファンにも推奨。いわゆるジャニ系的なものだけが好きな方には薦めない。大元のドイツ映画とはちょっと違うけど、私はこっちも好きですね】



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長瀬智也くん主演。
30歳超えても、なんだかやはり彼は「くん」なイメージです(笑)。

10代の頃は、内田有紀ちゃんによく似てて、ふたりで宮部みゆきさんの「ステップ・ファーザー・ステップ」の双子をやってほしいなぁと思っていたりした記憶があります。
↑小説自体は男の子の一卵性双生児だけど。
おもしろくてかわいいお話です♪ 
ちなみに当時、泥棒さんは豊川悦司さんのイメージだったよ(笑)。


最近は、やっぱりずいぶん男臭くなりましたね。
しかし、玉木宏さんより年上かもしかして。

うわーしんじられーん(^^;

いや、素直にふたり並べてみたら長瀬くんのほうが年上に見えるけど、なんか昔から見てきた感覚として違和感があるっつーかいつまでも末っ子小僧のイメージが抜けないっていうか。


この映画では元のドイツ映画のマーチンの方を長瀬くんが演じています。
ぴったり(笑)。
いや、ドイツ映画のキャラとはちょっと違うんだけど、この映画の「勝人」という役が、長瀬くんにぴったり。

長瀬くんは、役ごとに別人に見えるようなカメレオン役者ではありません。
いろんな役に入り込むというよりは、どっちかってぇと、最初から当て書きのように自分に似合う役をやったほうが魅力的な俳優でしょう。
演技で見せると言うよりも、力技と迫力と雰囲気と存在感で見せるというか(笑)。
将来は知らないけど、とりあえず、今はね。

だからこそ、ハマった役をやってる時の彼は、非常に魅力的です。
「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「歌姫」「マイボス・マイヒーロー」なんか良かったですねぇ。
↑こないだやった「華麗なるスパイ」は酷かったけど。
長瀬くんが、ではなく、脚本と演出が。
っていうか、なんだったんだ、あの役者の無駄遣いドラマ(^^;


この映画でも「長瀬くんならでは」のキャラになっています。

最近めずらしい豪快な俳優かと。
好き嫌い分かれそうだけど(笑)。



以下ネタバレ。




基本、ほぼドイツの元映画と同じです。


大きく違うのは、男の二人組ではなく、男と少女の二人組になっているところ。
好きなようにいい加減に生きてきた28歳の勝人(@長瀬智也)と、7歳からずっと一歩も病院を出たことがない末期がんの春海ちゃん(@福田麻由子ちゃん)が、やはり病院を抜け出して海に辿り着くまでの物語。
盗んだ車に拳銃と大金が入っていて、それのせいで追いかけられるのも同じ。


ドイツ版では、実はふたりとも海を見たことがなかった
という設定だったんですが、日本版は、勝人は海の近くの出身だったという設定に変えられています。

まあ、そりゃそうだろうよ。
ドイツならともかく、この海に囲まれた小さな島国で、少なくとも28歳までは自由に生きてきた大の男が、一回も海を見たことがないというのは不自然ですから。


あとは、ストーリー的には本当にほぼ忠実にリメイクしています。
もちろん、ドイツと日本で舞台が違うので、まったく同じにはできない。そういうところはうまく変えてあります。
なんか、これを撮ったのが外国人であるアリアス監督だってのがどうなのよっ!?ってツッコミたくなるほど、上手に日本化してあります。

あ、オリジナル版と違い、姿が見えるほど近くまで行きながらも、勝人は最後までお母さんには会わないんだけど。

あれはきっと、麻由子ちゃん演じる春海が、母性パートを代行しちゃったからだろうな。
ちっちゃいのに最後のほうでは母性本能にじみ出ててますから。
これは片っぽが少女になっている日本版ならではですね。
本物のお母さんが出てきてしまっては、そのあたり薄れてしまうので、会わないことになったのでしょう。


オリジナルより、少しだけコメディ色が薄い気がしますね。
これは片方が子供だからか、マフィアボス役(日本版は悪徳企業の社長さん)の長塚圭史さんが、最後までドシリアスだからだろうか。

あと、ものっすごい無駄にカメオ出演が豪華(笑)。
本当にちょっとだけのカメオ出演で、それもあまりアップとかもないような出番で、いろんな人が出演してます。
土屋アンナちゃんなんて、気付かない人いるんじゃないか?(笑)
嵐の二宮君は結構がっつり出てますが(出演時間は短いけど)。


とにかく、全体的に映像が綺麗ですね。
カメラアングル、好きだなぁ。


オリジナル版よりも、投げかけられるテーマは明確です。

思いもしなかった突然の死。
ずっと病院の中で見つめ続ける死。
なんで死なないといけないのか。
なんで生きてきたのか。
やっぱり死にたくない。
なんで自分たちだけ。

そういうやりきれなさっていうか、諦観というか、憤りというか、どうしようもないものに対する感情ですね。

でも、この映画の中でもその答えは出ていません。
答えを明確に出せないまま、結局みんな抱えたままで勝人は死んでいきます。
でも、なんか静かにね。

残念さも無念さも後悔も山ほどあったんだろうけど、全部海に洗い流されちゃった感じ。

このあたりはオリジナルのほうがあっけらかんと乾いた印象でしたが、日本版は日本の風土にふさわしく(?)、ちょっとウエット感ありました。
でも、ウエットになりすぎないところが長瀬くんのいいところでしょうね。


ドイツ版では(若干1名の変な人を除いて)あまり印象に残らなかった警察サイドですが、日本版ではこれもいい味出してます。
三浦友和さんと、黄川田将也くん。
すんごく日本っぽい警察(笑)。
でもしっかりとストーリーにも重要な点でかんでくるんですよ。


や。いいわ、アリアス監督。
リメイクに、愛とセンスを感じる(笑)。
まだ見てないんですが、評価の高い「鉄コン筋クリート」も今度見てみようΨ(`∀´)Ψ



★ドイツ版「ヘブンズ・ドア」感想はこちら。



【追記1】

ホテルのシーンだけは、もうちょっと豪華ホテルはなかったんかい!?とツッコンでしまいました。
スイート・ルーム、ちょっとショボい(^^;


【追記2】

手当たり次第に困ってそうな人にお金を郵送するエピは、入れてほしかったなぁ。
でないとあの子たちの金遣いで「全部使っちまった」にちょっと無理があるような(^^;
その台詞聞いたとき「ええっ!? いつのまにっ!?」って思ったもんね。


【追記3】

オリジナル版の男同士ではありえなかった、野郎と少女ならではの、微妙な雰囲気もいい感じなんすΨ(`∀´)Ψ
雨の中で踊るシーンなんて、かわいいし、とってもいいシーンなんですよ~♪


【追記4】

「天国についたら神様に文句言ってやる」と言っていた春海ちゃん。
やっぱ女の子は強いわ。

でもやはり、男一人残されるオリジナル版よりも、ひとり残された春海ちゃんが可哀想な気持ちにはなります。
最後の長回しのシーン。
春海ちゃんがなにを思っていたのかを考えると、泣きます。
もー、泣く泣く(T△T)


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