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井上雄彦 最後のマンガ展【展示会】

 07,2010 22:24
絵描きはとにかく見ろ!Ψ(`∀´)Ψ

【井上さんファン、バガボンドファン、武蔵ファン推奨。絵に興味のある方推奨。とりあえず一回は見とくべきなんだぜっ】



井上雄彦 最後のマンガ展 重版〈大阪版〉



東京・上野の展示会の時に、もう行列で行列でえらいことになって見られなかった展示会が、大阪にやってまいりました。

正月早々見てきましたよ~。
東京より全然ましです。
結構サクサク入れました。

でも、3月閉展前になると混むかも。
早めに行くが吉ですね。


ある意味、紙とモノクロで表現できる、他に類のない絵画展です。

表現はマンガだけに留まらず、立体だったり、小道具だったり、和紙だったり、照明だったり、壁の落書きだったり(笑)。

精密さと、勢いと、ストイックさと、豪快さと、集中力と、だやーんと気の抜けた感じが、一同に見れます。
圧巻。


昔、H.R.ギーガーの展示会でえらい衝撃を受けましたが、これにはそれに近いものを感じましたな。


長くなるので、以下続く。







H.R.ギーガーは、もうよその世界と繋がっちゃった、ある意味常人じゃない絵描き。
普通じゃない(笑)。
一応、私、美大出で絵をかじったことはあるので、よけいに言う。
ありえない!

4×6mくらいの絵を、全体像取らずにピンポイントで手のひらサイズくらいの面積から仕上げていくんですよ?
PhotoShopとかのドローソフトで、完成した絵の上に白い不透明のレイヤーかけて、消しゴムツールでその白を消していったら、部分的に小面積で完成した絵が現われてくるじゃないですか。
そんなように描くんです。
エアブラシ(ツールでなく実物)で。
それもインク壷部分には、大変適当にスポイトでインクをぶち込み、水道から直接水入れて薄めてたりするんですよ。
ありえないって(^^;

あれ、モーツァルトの交響曲の楽譜縦書きと同じで、完璧に頭の中に詳細まで出来上がってないとできない。
↑普通交響曲楽譜は楽器ごとに横に書いていきます。
モーツァルトは、同じ時に鳴る楽器を同時に縦に書きおろしていたそうな。


で、同じようにありえないと思ったのが、何年か前にあった井上雄彦さんの、ヘアワックスだかヘアカラーだかのCMです。
ほうきみたいな筆で、床いっぱいにスラダンの絵を描いていくCM。
あれ、CG合成だと思ってたもん。
机の上の紙に描くのとは、バランスも視点も違う。
あれも、普通あんなことして描けません。


今回の「最後のマンガ展」。
確かにマンガ部分もあって、全体見て通すと「バガボンド」の武蔵の最後のストーリーになっているんですが、すでに表現がマンガを超えています。

マンガ家というより、絵描きですね。ほんとに。

「スラムダンク」の、多分連載初回から見ていましたが、こんなに絵もスタンスも変わった人は、他にあまりいないでしょう。

「みなしごハッチ」から、今となっては巨匠になってしまった天野喜孝さんくらいか。


そりゃあ、「バガボンド」の連載ページ取り違えたっつって新聞沙汰になるわ(^^;
あれだけ精魂こめて描くなら、ページ間違えられて文句言っても当然だ。


今回、マンガでない部分は、水彩紙や和紙に描かれているんですが、わざと和紙をケバケバにして効果に使ったり、通常やらないような描き方も多く、おもしろかったです。

和紙なんて、そうそうやり直しききませんからね。
ほぼ一発描きのはず。
おそろしい~(^^;(^^;(^^;

ついでに言うと、薄墨で濃淡つけて筆と墨で描くのなら、マンガとは相当描き方も違う。
耐水性のインクでも使わない限りは、濃い線をあくまで最後に描かないと駄目ですからね。

描くとこ見ていたいな~。
マンガじゃなくて、展示会の作品のほう。
DVD出てたけど、さすがにDVDまでは買わなかったんですが。

もっかいくらい行ってもいいから、そん時に買ってくるかΨ(`∀´)Ψ


最近は海外でもマンガ・ブームですが、やはり基本マンガ表現というのは日本の文化だなぁと思う。

大人になって最初に浮世絵展見た時に、「ああ、これがあるから日本はマンガが発達したんだ」と思いましたもん。
光と影で描く西洋絵画とは、根本が違うんですね。


ある意味、その文化のひとつの頂点かと。

人間の腕と、紙と、墨だけで、ここまでのことができるという見本。
すごいです。


絵描きは見ろ?
ヘコむか、燃えるか、別次元と思ってひたすら感心するか、どれかだから(笑)。




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