FC2ブログ

スポンサーサイト

 --,-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シャーロック・ホームズ【映画】

 16,2010 01:19
ふたりともどんだけ肉体派!?(笑)

【冒険アクションもの、ヴィクトリア朝ロンドン好きな方推奨。しかし、聖典(サー・コナン・ドイルの原作)原理主義な方にはお薦めしない(笑)】


★シャーロック・ホームズ公式サイト


なんだろう、このホームズの脳筋な印象(笑)。

いや、ちゃんと頭も使うし、推理もするし、神経質なとこもエキセントリックなとこもあるんですが、通常「シャーロック・ホームズ」と言われるキャラクター像からはずいぶん外れています。

文章で書き出してみれば、やってること同じなのに。

そーだよなー。
確かにホームズは拳闘もしていたし「バリツ」という謎の日本武術(笑)も身につけているし、「安楽椅子探偵」というわけではないんだけど。

しかしこの映画のホームズの肉体派ぶりったら(笑)。
もうどっちかってぇとインディ(@インディ・ジョーンズ)やリック(@ハムナプトラ)に近い。

また、それに輪かけてワトソンが肉体派で好戦的なんすよ。
絞め落としたり、ぶん殴っておいて「大丈夫、私は医者だ」とか言っちゃう(笑)。

ってか、ワトソンの方がいい男で、通常の意味でクレバーで、世間一般的に見てかっこいいし。
ついでに付け加えると、対ホームズ限定のドS(笑)。
かっこいいよジュード(≧▽≦)b


有名なグラナダTVの、ジェレミー・ブレッド主演のドラマを正統派とするならば、この映画はその対極でしょうな。
「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」のほうが、なんぼかホームズとワトソンくさい。
↑実は私大好きだったんですけどね。ヤング・シャーロック。
彼は今も俳優をしているんだろうか?


おお。そして監督はガイ・リッチーとな。
それも知らずに見ていたわ。わっはっは。


以下、ネタバレ。








初っ端から、怪しい黒魔術の儀式現場。
それをレストレード警部率いるスコットランド・ヤードの到着も待たずに乗り込んで、すんでのところで生贄の女性を救い、犯人を逮捕するホームズ(@ロバート・ダウニーJr.)とワトソン(@ジュード・ロウ)。
犯人は貴族のブラックウッド卿だった。
彼は絞首刑になるが、吊るされる直前に「私は蘇る」「死は始まりにすぎない」という言葉を残す。

ワトソンの婚約を機に、ベーカー街での同居を解消することになったふたりの、それが一緒に手がける最後の事件になるはずだった。
だが、言葉どおり数日後にブラックウッドの墓は破られ、棺桶からは別の遺体が発見される。
同じ時期、ホームズの前にはアイリーン・アドラーが現れ……。

というお話。

お話自体は、非常に入り組んでいます。
複数の事件と、ホームズとワトソンの関係と、ホームズとアイリーンの関係と、テンプル第4修道会やら黒魔術やらモリアーティまでちょこっと噛んできて、もう盛りだくさん。てんこ盛り。
うっかりぼんやり見ていると、解らなくなる感じです。

まあでも、この映画での基本の対立軸は、ホームズVSブラックウッド。
そこにモリアーティがチャチャ入れてくる感じ。


最初から「原作知ってるよね?」なスタンスで話が進んでいきます。
最低限の説明は入れてあるけど、ほんとに台詞でひと言、ふた言という感じ。
まあでも、原作読んでる人間は、出だしのホームズのキャラにびっくりするでしょうけどね(^^;

アイリーン・アドラーの扱いなんかは、原作読んでたほうがわかりやすい。
↑映画の中では「ホームズを2回負かした女」くらいの説明しかされていません。

この映画でのアイリーン。
キャラも立ち位置も、まんまフジ子ちゃんです。
ちょっと甘めの峰不二子(笑)。


ホームズとワトソンの関係は、なにに似てるって「フロム・ヘル」のアバーラインとゴッドレイの関係にそっくりでした(笑)。
頭脳だけは明晰な社会不適合者の超ダメ男と、それを放っておけなくて巻き込まれる常識人でしっかり者の補佐役。
↑もちろん、実は補佐役のほうが社会的には有能Ψ(`∀´)Ψ

「フロム・ヘル」は切り裂きジャックの話なので、舞台も時代もホームズとほぼ同じです。
映画の雰囲気も非常に似ています。

「フロム・ヘル」のほうがダークでシリアスだけどね。
ちなみに、個人的には「フロム・ヘル」のほうが完成度は高いと思う(猟奇度も高い・笑)。
ただ、趣味にモロに突っ走っているので、見る人は選ぶだろうなぁ。

エンタメ度で言うなら、今回のホームズ映画のほうが上。
健全じゃない、冒険活劇エンタメ映画です。
まあほら。
なんと言っても主人公がホームズだから、健全にはならないんっすよ(笑)。

本当にダメ男だから、このホームズΨ(`∀´)Ψ

服はよれよれ。不精ひげ生やして、事件がなければ何週間でも部屋を一歩も出ない。
なんだかワトソンに心底見捨てられたら、いつか部屋の隅からミイラになって発見されそう(笑)。

婚約を機に出ていくというワトソンに当たりまくり縋りまくり。
ワトソンの婚約者のメアリーに嫌味をかましてワインをぶっかけられーの。
下宿の大家のハドソン夫人を「ワトソンさんがいなくなったらどうなるんでしょう」と不安に陥れーの。
もちろん壁にはVRの銃弾痕を開けーの。
飼い犬には麻酔薬や怪しげな薬をぶちこみーの。
アイリーン・アドラーには超チョロく手玉に取られーのというダメっぷり。

いちおう、そこここで推理はしてくれるし、腕っ節もめちゃくちゃ強いんですが、なぜこんなにダメ男の印象ばかりが残るんだろう(^^;
演じるロバート・ダウニーJr.のせいなのか、監督のせいなのか、脚本のせいなのか(笑)。

主演のロバートが、ホームズとワトソンのゲイ疑惑をおもしろがって吹聴しまくったそうですが、ええ、まったくもってそのとおりとうなずいてしまいそうなとこがなんとも(^^;
特にホームズがな(笑)。

「私たちが」と複数形で語っては、ワトソンに「君が、だろ?」と単数系に修正され、それじゃあ!とひとりで事件に出向けば、判りやすくワトソンンの目の前にピストルを忘れていく。
↑で、ワトソンも「わざとか?」とか言いながら届けに行くんですわ(笑)。


通常、ワトソンくんのほうがホームズに振り回されてたり「ホームズすごーい!」と感心していたりする傾向が強いと思うんですが、このワトソンは違います。
別にホームズを振り回しはしませんが、意地悪はします(笑)。

ホームズが欲しがっていた自分のベストを、一旦はあげる約束をしておきながら、やっぱりやめたあげない……というだけならまだしも、馬車の窓から放りなげて捨ててしまったり。
ホームズが5~6時間かけて一生懸命実験のために捕まえたハエを、楽しそうにあっさり逃がしてしまったり。

ワトソンくん、実は結構言動がS。
ジュードが楽しそうに演じているので、3倍マシでドSに見える(笑)。

ホームズに対してここまで強いワトソンというのも、初めて見た気がしますね。
さすがジュードΨ(`∀´)Ψ


映画的には、謎解きよりもキャラクターに重きを置いた感じ。
謎解きはホームズだけが頭の中で解っていて、あとで「あれはこうだっただろ?」「ここにこんな証拠があった」とご披露してくれますので、謎解きそのものに対する高揚感はあんまりなかったですね。
それよりも、キャラクターのほうがずっと強烈。

あ、書いてて思いだした。
そういや、聖典のホームズもそうですね。
途中で推理を語らないというのがポリシーでした。

でも、これもなんだかおんなじ行動してるのに、キャラクターのイメージが全然違うのはこれいかに(^^;
原作のホームズは神経質さと完璧主義のせいで、映画のホームズは説明するのがめんどくさくて、もしくは説明するのをすっかりわすれてたせいで、というふうに見えます(笑)。


きちんと伏線は拾っていってくれますが、細かいネタ的にはツッコミどころもあります。
↑そんな大きな<ネタバレ自粛>が、<ネタバレ自粛>の糊でくっつくかよっ!とか、ヒビ入ってたら誰か気付くだろう!とか(^^;
その他もろもろ。

ファラオとかスフィンクスとかヨハネ黙示録とか出てきて、いっきに胡散臭くもなったりします。
↑ああこれ、本編中ではヨハネ黙示録とかいう説明は一切ないです。
魔術とか宗教絡めたいの判るんだけど、イマイチそこがうまくいってない感じはありましたね。


でもまあいいんだ。
謎解きや推理メインじゃないから(笑)。
原作のホームズの推理だって、大概無茶苦茶なのありますからね。

それに、謎解きは怒涛のように流れていきますので、あんまり疑問点を差しはさむ余裕はないです。うん。
なので、ちょっともう一回見たい気にはなりましたねぇ。
状況を把握した上で見直したい。


今回のお話は、事件解決後、やはりワトソンが決意を翻さず、ふたりが同居解消するところで終わります。

作り的にも、モリアーティの使い方的にも、思いっきり続編がありそうなんですが、興行収入次第なのかな?
それとも、もう連作になるのが決まっているんだろうか?

もし続編あったら、原作どおりワトソンが出戻ってくることに1000ポンド、と言っておこう(笑)。



【追記1】

映画の系統的には「ヴァン・ヘルシング」にも似てるな~と思ったり。
「インディ・ジョーンズ」「ハムナプトラ」よりはちょっとダークめ。
「フロム・ヘル」ほどシリアスではない。
ああ、オープニングの石畳のあたりは「ハリー・ポッター」を彷彿とさせました。
あの魔法少年も最近のはダークだからなぁ(^^;


【追記2】

「フロム・ヘル」
本当にお薦めです。
切り裂きジャック好きな人、ヴィクトリア朝ロンドン好きな人、ちょっとくらい猟奇でも平気な人、ぜひ!
ちなみに主役はジョニー・デップです。

監督たち(2人監督なんす)もジョニーも大変なリッパロロジストらしく、凝りようがハンパねぇっすΨ(`∀´)Ψ

これはぜひ英語音声でご覧ください。
イアン・ホルムの演技が素晴らしいから!
ラストあたりのイアンの演技なんて、吹き替えで見たら魅力半減っすよ!
↑日本語吹き替えの声優さんには申し訳ないけど(^^;


【追記3】

19世紀末、ベーカー街221bという住所は実在しなかったんですが、シャレ好きなイギリス政府が作っちゃいまして現在は実在します。
2度ほど行ったことありますが、小さいけどホームズ博物館とかあって面白いです。
近くにはリージェント・パークも、マダム・タッソーの蝋人形館も、ロンドン動物園もあるしね。
リージェント・パークは綺麗な公園でねぇ!
私はハイド・パークよりも好きです(≧▽≦)b

ちなみに、ベーカー街じゃないけど、シャーロック・ホームズ・パブもあります。
2階にホームズの部屋を再現してあったりしましたが、食べ物はあまりおいしくなかった(^^;


【追記4】

「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」もお薦め!

これは、学生時代にホームズとワトソンが同じ学校にいたら?という、ほぼパラレル設定に近いお話です。
10代のふたりが活躍します。

スピルバーグ製作総指揮だけあって、ほぼまんま「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」くさいんですが、ともかくこの若いホームズがよくってねぇ!

10代、学生設定ではありますが、基本はいわゆるホームズとワトソンの共通イメージに近いキャラクターになっております。

あ、もし見られる場合は、エンディングは最後までご覧ください。
クレジットのあとに、おおっとびっくりネタが仕込んであります。

しかし、今思い出せば、ワトソンくんがハリセンボンのはるかにめっちゃ似てたような……(笑)。

ちなみに、この脚本書いてた人が、ハリー.ポッターの最初の映画「賢者の石」の監督・クリス・コロンバスです。


【追記5】

島田荘司さんの「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」もお薦め!

私は、推理のための推理が展開される「本格推理」のジャンルは苦手なので、この方の人気シリーズ「御手洗潔モノ」にはいまいちハマらんかったんですが、「漱石と~」はおもしろかったですΨ(`∀´)Ψ
↑御手洗のモデルがホームズだというのも有名な話。

ホームズと同時期に実際ロンドンに留学していた漱石が、ホームズ&ワトソンと会っていて、一緒に事件を解決するという小説です。

ホームズがコカイン中毒でイカレた人なので、かっこいいホームズ、理知的なホームズを求める方は、読まないでください(笑)。

まあ、好きな人には申し訳ないが、「本格」と呼ばれる推理小説は、あまりにトリックやら謎に力が注がれ過ぎて、それありきの作品になっちゃうのが苦手なんですよねぇ。
「虚無への供物」なんか、最後脱力しちゃったもんなぁ(^^;

かく言う私は、推理小説を逆から読んでも平気なタイプなので、きっと本格好きな人からは邪道中の邪道扱いを受けるかと(笑)。


【追記6】

私はどうしても聖典の短編タイトル「まだらの紐」を「まだらの蛇」という癖がついていましてね。

なにその超ネタばれΣ( ̄□ ̄;;;)!!

と、毎回自分でツッコンでいます(^^;


Comment - 0

Latest Posts

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。