スポンサーサイト

 --,-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NINE【映画】

 02,2010 00:28
愛すべき、才能溢れたダメ男(笑)。

【ミュージカル苦手!という方以外にはお薦め。ザッツ・エンターテイメント。素晴らしいです♪ あ、太宰とか大嫌いな人にもお薦めしづらい(^^;】


★「NINE」公式サイト



よく、化粧品売り場の前を通ると、女優の無言の圧力に気押されそうになりませんか。
私はなります(笑)。
「私が一番でしょ!」と訴えられているような、とにかく華々しい美人さんばかりがずらっと並んでいるあの感じ。
いろんな美人がいて、素直に綺麗だなーとも思うんですが、「女優のプライドってこえー(^^;」ともちょっと思っちゃうあの感じ。

「NINE」もあれに近いものがあります。
つーか、もっとゴージャス。
オスカー獲った女優が山ほど、すんごい別嬪さんが山ほど出てますので、それだけでもう圧巻ですΨ(`∀´)Ψ

そして、ずらっと並べた薔薇か太陽かという美しい女性陣の真ん中には、たったひとりの男。
なんというハーレム状態(笑)。
↑いや、彼的にはそんな極楽気分じゃないんだけど(^^;

作品的にこの男=グイドが納得のいくキャスティングでないと、なにもかもダメダメになるという中、今回の映画でキャスティングされたのがダニエル・デイ・ルイス。

文句なしっすよ!(≧▽≦)b


歌なんて子供の頃教会でしか歌ったことないと、あまりのり気じゃなかったらしい彼を、監督がとにかくやってみましょう!と引っ張ったそうですが、大正解です。
歌も、めちゃくちゃ上手かったですよ。
いや、普通に日常的にミュージカルの舞台に立ってるんじゃないの?ってレベル。


元はと言えば、フェデリコ・フェリーニの名作「8 1/2」を元にブロードウェイでミュージカル舞台化されたのが「NINE」。
それをさらに映画化したのが、今回の「NINE」です。

言われてみれば、グイドはモロにフェリーニのイメージ(笑)。

監督は、「シカゴ」のロブ・マーシャル。
「シカゴ」の演出もキャサリン・ゼタ・ジョーンズ姐さんも素晴らしかったですが、私は「NINE」のほうが好きです。

いやあ、すんばらしかったですよ!(≧▽≦)b



以下ネタバレ。





イタリアが生んだ国際的な天才映画監督グイド(@ダニエル・デイ・ルイス)。
過去の作品は、評価も興行収入も高い名作揃いだったが、最近の作品は成功したものがない。

今回も「イタリア」というタイトルの映画を撮るとブチ上げ、撮影スケジュールも主演女優も決まっているというのに、脚本が1行も書けていないという大スランプ状態。

嘘八百とごまかしでぎりぎりまでひっぱってみたものの、すでにもうマスコミを誤魔化すのも、キャストやスタッフを待たせるのも限界がきている。

追い詰められた彼は、彼が愛した、彼を愛した女性たちとの幻想に逃げ込むが……というお話。


映画のメインコピーが「世界は男と女と愛でできている」。
そういうお話です(笑)。

グイドは、本当に見てくれと才能がなかったらどうしてくれようかという困った男で、20歳ほども年下の美人の奥さんがいるにも関わらず、女性にもだらしがない。
とにかく自分の才能の限界見つめて苦悩してるもんだから、周りの人間の心境までにはとても気持ちが回らない。
↑まあ、こんなに追い詰められてなくても、常日頃から他人の気持ちには疎そうだが(^^;

現実感と馴染めない、日常的に映画という幻想の世界に生きているような人物。
いるよね、突出したクリエイターにはこういう人~って感じの男です(笑)。


でも天才だし、外見ダニエルだし(笑)で、彼の周りには美しい女がいっぱいいます。

元女優で妻のルイザ(@マリオン・コティヤール)。
ずっと衣装デザインで彼の映画を支え続けてくれているリリー(@ジュディ・デンチ)
情熱的な愛人のカルラ(@ペネロペ・クルス)。
9歳の時のグイドに、初めて性的なものを垣間見せた娼婦のサラギーナ(@ファーギー)
彼を取材するヴォーグの記者のステファニー(@ケイト・ハドソン)。
彼の映画になくてはならないミューズであるトップ女優のクラウディア(@ニコール・キッドマン)。
すでに亡くなっている思い出の中のお母様が、なんとソフィア・ローレン。

超豪華っΨ(`∀´)Ψ


「NINE」というのは、グイドが初めて性や愛や罪悪感に目覚めることになった、サラギーナに出会った歳から取ったタイトルだそうです。


彼が現実逃避して幻想に逃げ込むたびに、女性陣がいろいろと歌って踊ってくれるわけですが、これがもうレベルが高いのなんのって。
衣装も豪華だし、音楽も演出も素晴らしいわで、ミュージカル映画としての完成度は非常に高いです。


物語的には、天才映画監督の斜陽・没落~数年を経てまた改めて彼が映画を作り始めるまでを描いたものなので、明るくはないんです。
さすがの彼も、ついに堪忍袋の緒を切った周りの女性陣たちに次々に別れを告げられることになりますしね。
最後には、愛した女性たちは彼のそばには誰も残らない。

しかし、ミュージカル・シーンが豪華で華々しいので、まったく陰気な印象はありません。


舞台版のメイン曲であった「NINE」が今回映画版では削られていて、代わりにケイト・ハドソンの歌う「CINEMA ITALIANO」が加えられているんですが、これがいかにも60年代な感じで華やかです。
曲も、一発で頭に残る。

あともう、クラウディア役のニコールの美しいことったら、笑っちゃうくらいです。
「もう私を女神の役から降ろしてちょうだい」とグイドにいう彼女ですが、この台詞を吐いて失笑されない美人というのはすごいぞ(笑)。

ファーギーの迫力もすごいしねΨ(`∀´)Ψ


とにかく、女性陣を楽しむ映画でしょう。
そして、華やかな中心にはどっしりとしたダニエルがいる。

直近の舞台版ではアントニオ・バンデラスがグイドをやってトニー賞にノミネートされたそうですが、私はちょっと枯れた感もあるけど上品なところの崩れない映画のダニエルのグイド、好きですね~。

絶対に近くにはいてほしくないタイプだけど(笑)。


女性陣の役柄も舞台版とはちょっと変わってるところもあり、グイドの年齢設定も、映画は舞台版より10歳上がってます。

完全に同じじゃないんだけど、本当に完成度は非常に高いです。
ミュージカル見慣れている人間は、いちいち曲ごとに拍手しそうになりますよ(笑)。

いや、おもしろかったっす(≧▽≦)b


【追記】

実は、別所哲也さんがグイドをやった日本版舞台も見たんですが、あんまり印象良くなくてね(^^;
映画版も楽しみにしてなかったんですよ。

でも、もし私と同じように感じた方がいらっしゃったとしても、映画版はお薦めしますよ~Ψ(`∀´)Ψ
別物みたいです。


Comment - 0

Latest Posts

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。