FC2ブログ

スポンサーサイト

 --,-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

武士道シックスティーン【小説】

 13,2010 22:50
ド直球で素直な小説ですΨ(`∀´)Ψ

【あんまり頭を使わない小説を読みたい、という時にお薦めな感じ。マンガの原作になりそうな小説ですな(←と思ったら、もうマンガ化されてました)。今度成海璃子ちゃんと北乃きいちゃん主演で映画になるそうな】


武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
(2010/02/10)
誉田 哲也

商品詳細を見る




ド直球で素直すぎて、すらすらと引っかかりなく読めるので、まあ、ちょっと物足りなさ感もあるというか(^^;

少年漫画なんかで王道な、ものすごくストイックに努力する強いアスリートが、感性と才能はあるけれど競技にお気楽に取り組んでいるアスリートに負けちゃう→なんでだーっ!!!???というところから始まるお話です。
この本の場合、競技は剣道。

勝ち負けにこだわる理由とか、なんのために剣道を続けるかとか、家族との関係とかが、ふたりの正反対の16歳の女の子の視点で描かれていきます。


以下ネタバレ。



磯山香織は、幼い頃からずっと剣道を続けてきた。
尊敬する人は武蔵、自分は武芸者だという認識の筋金入りの剣道少女。勝ち負けというか、切るか切られるかがすべてだ!という考え方の持ち主で、全国2位の実力者。

かたや、西荻早苗は、元々日本舞踊をしていたが、中学から剣道に転向した、経験の浅い剣道少女。勝ち負けよりも充実感に重きを置いている。全国ランク的には無名の選手。


で、香織ちゃん的にはほぼ消化試合という認識だった県の大会で、不思議な動きをする初手合わせの早苗ちゃんにまさかの敗北を喫するわけですな。

そこからモンモンと悩んだ香織ちゃん、自分を負かした少女を追って、さまざまなスポーツ推薦のお誘いを蹴って、彼女がいる東松学園を選んで入学します。

でも実際顔を合わせて話してみれば、自分を負かしたはずの少女は、お気楽に、勝ち負けも考えないで剣道をするような相手だったわけですな。

自分を負かした相手が、実は思ったほど強くなくて勝負に勝つ気もないなんて許せない香織ちゃんは、いろいろと早苗ちゃんにつっかかっていくが……というお話。


まあ、青春グラフィティといいますか、一生懸命な少女たちのお話です。
スポコンものとはちと違うけどね。

香織ちゃんは、あまりに剣道に突っ込み過ぎて、ほとんど友達もいない子で、お昼もお弁当をひとりで食べながらダンベル握ってる(笑)。
ミスドは知っているが、ミスドの「100均」がなんのことかはわからない。

早苗ちゃんは、日本舞踊をずっと続けていたけれど、お父さんが失踪してしまい、ご両親離婚という境遇にあい、金銭的に続けられなくなってしまったんですな。
で、部活でできる日本的なもの、ということで剣道を始める。とっても普通な明るい女の子。

正反対の二人ですが、両方がお父さんとの関係にひと問題抱えていたり、自分とまったく違う剣道をする相手を放っておけなかったりします。

香織ちゃんのキャラがマンガ的なので、映画化はしやすいだろうなぁ。
成海璃子ちゃんは、ちょっと原作とはイメージ違ったけど。
でもまあ、映画版は璃子ちゃんなりの香織ちゃんにしてあるんでしょう。
逆にきいちゃんは、原作のイメージぴったり(笑)。

勝つことしか頭になかった香織ちゃんが「自分は剣道を続けてどうしたいんだろう?」と悩んでしまったり、勝負に興味のなかった早苗ちゃんが「ちょっとは勝ち負けにこだわらないといけないのかな?」と悩み始めたりして、まったく正反対で気も合わなかった二人が、徐々に近づいていく過程が話の本筋。

そこに、お互いの家族との確執なんかが絡んでくる。

大人から見るとそう深刻でもないんだけど、きっと青春真っただ中の彼女たちにはずいぶん深刻な、あの頃にしか一所懸命になれないような事柄を、そのものズバリまっすぐに書きましたー!というお話でした。

夏休みの推薦図書のようだった(笑)。
でも意外と読書感想文は書きにくそうな?

ヒネクレテいない読者向き(笑)。
セブンティーン以降の続編もありますが、個人的には「まあ、読む本がない時に、機会があった読んでもいいかな」的な感じで(^^;

良くも悪くも、ひっかかりがなく、読みやすいお話でした。
かわいらしいですよ。
映画も公開されたら見に行ってみようΨ(`∀´)Ψ


Comment - 0

Latest Posts

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。