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ホノカアボーイ【映画】

 11,2009 00:09
優しい優柔不断。のんびり。で、ちょっとだけビター。

【岡田くんファン推奨。ハワイ好き推奨。ほんわか&ちょっとホロリ好き推奨。おいしいごはん食べたい人推奨。でも、実際には食べられなくて見るだけだから、よけいストレス溜まるか・笑】


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(2009/09/16)
岡田将生倍賞千恵子

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私はだいたい、なにかにハマると芋づる式にそれを追いかけるほうです。
作家にハマると、その作家の作品を次々読むし、監督にハマれば、その監督の作品を追っかける。
脚本家にハマってもそうだし、俳優にハマれば、可能な限り出演作を見倒す。

「ロード・オブ・ザ・リング」にハマった時は大変だった(^^;
追いかける対象が多かったからね。
ついでに訳がさんざんだったから、英語のお勉強までしちゃったし(苦苦苦)。

で、今回は判り易く「ホノカアボーイ」です。
ええ、もちろん、岡田将生くん繋がりです(笑)。

もう関西では宝塚の売布神社駅前の映画館でしかやってなくて(^^;
わざわざ行ってきましたよ。シネピピア。
小さくて、単館映画館チックなとこでした。

待ち時間が30分ほどできたので、もしかしたら一生行く機会なんかなかったかもしれない「売布神社」にもお参りしてきました。

売布神社

がっつり坂の上で、結構な運動量に(^^;
推古天皇の建立した、歴史建造物で、名前が変わっていたのを、徳川吉宗の時代に延喜を確認しなおし、元々の「売布神社」という名前に直したんだそうです。
へえぇぇぇ!Ψ(`∀´)Ψ


さて、映画館。
ロビーに「バクダッドカフェ」という、アンニュイな名前(笑)のカフェがあってね。
とってもジモッティな感じの女性が、映画に出てくるマラサダというお菓子を売っていました。
↑これ、パンフレットにレシピが載ってるんですが、そのレシピ通りに作ったものだそうで。

これこれ。
マラサダ

買って食べました(笑)。
まあ、つまりはしっかりした食感の揚げドーナツみたいな?

いい匂いがしてたから、一緒にコーヒーも買えばよかった。
ペットボトルの飲み物持ってたから、買わなかったんですよね。

で、以下、ネタバレ御免。


特に起承転結がどうこういう映画ではないです。

実話をもとにしたした原作本があるんですね。
実は原作付きとも知らずに見に行ったんですが。

映画見に行った帰りに「原作本」も買いました。
実在のビーさんやレオがどんな感じだったのか、読んでみたかったので。
まだ、100Pくらいしか読んでいませんが、ちょっと映画のイメージとは違いますね。


映画の内容は、彼女(蒼井優ちゃんチョイ役・笑)に振られた大学生のレオ(岡田くん)が、なんとなくハワイ島のホノカアという町の映画館で働くことになって、そこの土地の人たちと彼との交流を描くっていう感じです。
特に、ビーさん(倍賞千恵子さん)と、レオの交流。

蒼井優ちゃんが、めずらしく嫌な女の子の役で(笑)。
嫌なっていうか、片時も携帯を離さず、あんまり思いやりのなさげな、彼氏が道に迷っちゃったらガンガン責めちゃう…みたいな、今どきの女の子ってだけですが。

何故レオがホノカアに来たのか、映画を見てる限りではあんまり強い動機はないように見えます。
彼女との最後の旅の途中でホノカアに立ち寄るので、そん時に気に入るか、気にかかるかしたのかな?って感じ。
見える景色を変えたかったって、レオくんが言ってましたが。

ホノカアは日系移民の町で、映画は当たり前のように、ほとんど日本語です。
レオも日本からきた大学生に見えますね。
原作によると、ご本人は日本とチェコのハーフで、日本人顔には見えなくて、サンフランシスコの芸大に行ってた、ということでしたが。

やっぱり見どころは、あのハワイの景色や雰囲気と、みんなそれぞれどこか愛しい人たちですかねぇ。

私は、マウイとカウアイ島には行ったことあるんですが、ハワイ島には行ったことがありません。
ハワイ島って、確かに観光先としては、あんまり優先順位高くないのかも。
自然が見たい!という人ならいいかもですが、多くの人はホノルルに行くわけだから。
ホノカアも、お年寄りの多い、ちょっとさびれた町のようです。
でもハワイだから、しおれた感じはなく雰囲気はスカーンとしてるんだけどね。

レオくんは、ホノカアの映画館で映写技師見習いとして働き、ビーさんにごはんを食べさせてもらい、好きになった女の子にアテ馬にされちゃったりもし、コイチさんが天国へ行くのを見送ります。

のんびりと、ほんのりとしたそんな日常の間に、かわいいエピソードや、ちょっとビターなエピソードが挟まれて過ぎていく、レオくんのハワイでの生活。
それをやさしい視線でおいかけた映画ですね。

「かもめ食堂」とか、そんな感じだなぁと思ったんですが、なにか関係あるのかな?
監督は違う人ですよね。

ビーさんのごはんがおいしそう。
アメリカでおいしい健康的なごはんは貴重だと思うのは、これは私の偏見ですかね(^^;
まあ、今まで都会っぽいとこにしか行ってないしな。
ホノカアみたいな町では、違うのかもしれない。
ビーさんが、ただ料理上手だったからかも。
倍賞さん演じるビーさんは、本当に、とてもかわいらしいです。

「昨日、なにを食べたの?」と聞くビーさんに、レオが「インスタント・ラーメン」と答えるんですね。
信じられないことを聞いたような顔をしたビーさんは、「お野菜炒めてのせて食べなさい」と言います。
それにはレオくん「フライパンがない」と答えます。
またまたびっくりしたビーさんは、冷蔵庫の中からなにか包みを取り出し「これを切ってのせて食べなさい」といいます。
レオくん、また答えて曰く「包丁持ってないんです」。
ついにビーさん「毎日ここにごはんを食べにいらっしゃい」と言うんですね。

いいなぁ。一人暮らしのお向かいにビーさん♪
ちょっとくらいいたずら好きなおばあちゃんでも、いいじゃないか(笑)。

しかし、この映画のレオくんは天然好青年で、鈍感でね。
ビーさんがせっかくそわそわと綺麗なワンピースを着てみても、全然気づきゃしない(笑)。
完全アウトオブ眼中のレオくんと、なんとなく乙女心を騒がせるビーさんの、相互理解のないことといったら!

まあ、あの年齢差じゃ仕方がないやね(^^;

ビーさんのちょっとしたヤキモチで、レオくんの連れてきた女の子が救急車で運ばれるようなことになるんです。
↑前もってレオくんに「彼女、ピーナッツ嫌いらしい」と聞いていたビーさんが、料理にピーナッツ入れちゃうんですね。
で、それが好き嫌いの問題じゃなく、アレルギー持ちだったので、騒ぎになってしまう。

さすがのレオくんが病院からの電話で「なんでピーナッツ入れたの?」とビーさんを責めるんですが、もちろんビーさんは答えない。
そのあとすぐ、ビーさんがもともとの持病で倒れて失明しちゃうんですね。

ビーさんが失明した後、レオはビーさんと同居して世話をするようになるんですが、いつまで、とか、どうなったら、とか、同居生活の終わりを決められません。

優しい優柔不断だなぁ。

大学を休学してきているレオくんは、ずっとホノカアにいるわけにはいかない。
でも、できる限り長くいてあげたい。

そうこう考えて、レオくんが立ち止まっているあいだに、ビーさんの方が亡くなってしまいます。
それこそ、軽やかに。

そうして、レオくんのホノカアでの生活は終わりを告げるわけです。


この映画での「死」の描き方は「ちょっとどこかへ出かけていく」感じ。
コイチさん、ビーさんともに、亡くなったあとも、あたりまえのように現われてレオとお話をするシーンがあります。
もちろん、レオの心の中でのことなんですが。

コイチさんは、生きている時も亡くなった後も、レオにいいこと言ってくれるんですね。

「何歳になってもやって悪いことなんかない」
「いつまでも、ここにいちゃいけないよ」

結局、この物語の主題は、コイチさんの語る言葉だったような気もしたのでした。
↑コイチさん、いとしこいしの喜味こいし師匠が演じてるんす。
「レオちゃん」という呼びかけも、とっても優しげでいい感じ。
いい味出してます!(笑)

食いしん坊のエデリさんを演じる松坂慶子さんも、なんだかとっても幸せそう。

こちらも蒼井優ちゃんと同じくらいチョイ役の、深津絵里さんも、コミカル・パートでいい感じ(笑)。このふたりは友情出演かなんかだったんだろうか。

ムーン・ボーという、夜に出る虹をレオとビーさんが見に行くシーンが2度あります。
もともと滅多に見れないものらしいんですが、メジャー映画なら絶対にラストで見られるよなぁ。
最後まで、見られなかったあたり、単館公開作品っぽい心意気が感じられたり(笑)。

原作でも、レオくんが見られなかっただけかもしれませんが。

写真が綺麗で、ビーさんのお料理のレシピまで載ってるので、パンフレットがお薦め。
ちょっと変形で、紙もデザインも凝ってます。

ビジュアルブックの「aloha. 岡田将生 in ホノカアボーイ」も、写真が綺麗でよかったかな。
でも、ほとんど岡田くんの写真集みたいだから、買う人は選ぶかもね(^^;
岡田くんが撮った、ハワイの写真もよかったですが。

最近、カメラを趣味にする俳優さん、多いなぁ!

ちなみに、原作者のレオさん本人、すごいかっこいい方だそうで、映画での岡田くんのスタイリストをご自分でやってらっしゃいます。
コム・デ・ギャルソン・オム・プリュスのパリコレにモデルで出演した経験もあるそうな。
ちょっとご本人を見てみたい(笑)。

ビーさんには倍賞さん、と希望したのもご本人だそう。
「自分の映画にはどっぷり関わるか、いっさい関わらないかだ」とリリー・フランキーさんに言われたらしいんですが、全然守ってないやとは、ご本人談でした(笑)。


文字では説明しづらい映画です。
興味のある方は、やはり一度見てみるがよろし。

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