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築城せよ!【映画】

 12,2009 11:23
殿と一緒に段ボール城作りたい(笑)。

【素直に笑って楽しめる邦画の秀作。おもしろやり取りに、そこはかとなく西遺伝子を感じる(笑)。ヒロイン/ナツキ役の海老瀬はなちゃんが非常にかわいく、大プッシュ(≧▽≦) 年代選ばずに楽しめる映画です】

築城せよ!

実は特に期待せずに見に行ったら、よくできていて楽しかった作品。
監督が意外とお若かった。
笑いのセンスに西遺伝子を感じると思ったんですが、監督自身は東京の方のようですね。
主役とヒロインの二人が関西人だからだろうか(笑)。

作中出てくる段ボール城がすごいんです。
あんなふうに作れるもんなんだなぁ!
積み木ブロックふうでなく、ちゃんと天守閣もあって、人も入れて、宴会もできる高さ25mの段ボール12000枚で作られたお城です。
シャチホコまで段ボール細工。
↑これは、初日舞台挨拶で現物を見せてもらいました。

あれいいなぁ!
毎年お祭りで作ってくんないかな。
そしたら参加しに行くのに(笑)。

以下、ネタバレ。




愛知県豊田市猿投(さなげ)地区には城塞跡があり、そこにお城を再建して町の活性化を図りたい学者&市民チームと、工場を作りたい市長サイドの攻防戦がメインフレーム。
で、ほとんど工場建築に決まりかけたところに、タイムスリップしてきた3人の武士が乱入。
市長の思惑おかまいなしに、城を造りはじめます。

魂だけタイムスリップしてきたのは昔の猿投のお殿様とその家臣2名。
ふらふらしてるボンボン=フラボンというあだ名の、ぼへ~っとした役所職員で豆腐屋の息子(@片岡愛之助さん)に殿が、家臣の二人は、ヒロインの父で大工の棟梁(@阿藤快さん)とホームレス(@木津誠之さん)の身体を借りて、築城に取り掛かります。

彼らは生前、城の完成を間近にある家臣の謀反により無念の最期を遂げており、その謀反をおこした家臣の末裔が、現市長・馬場(@江守徹さん)なのでした。

まあ、町の人ともめたり、市長の妨害が入ったり、家臣が完成前に1人1人成仏(?)してしまったり、現世に留まれる時間があまりないこともあり、最初はちゃんとした城を作る気だった殿なんですが、ホームレスさんのおうちのヒントから、ついには段ボールでの築城に取り掛かります。

棟梁のはずだった父が侍に取り憑かれているため、最初は嫌々ながら負けん気が災いして代打で棟梁を務める事になってしまったのが、大学で建築を専攻している女子大生のナツキちゃん。
殿には「おなつ」などと呼ばれます(笑)。

最初、外見はよく知っているフラボン、中身は変なサムライに反感を持っていた市民の人たちも、ちゃんと現代の人の意見に耳を傾け、努力し、変わっていく殿に、だんだんと協力していきます。
着実に完成に近づく段ボール城。
一方では市長の「城撤去」の悪だくみが進行して……。

というお話です。


最初、市民にとけこめなかった殿ですが、なんのかんのと柔軟な考え方の持ち主で、次第に打ち解けていきます。

築城も佳境に入ってくると、普通にそのへんを闊歩してくる殿に、段ボール城の築城を手伝っている市民の皆さんが「あ、殿~」「よっ、殿!」ってな感じで、ごく普通に話しかけているのが、なんだか微笑ましく笑いを誘う(笑)。

結構無気力に、誰かがなにかをしてくれるのを待つだけだった市民たちが、殿に引っ張られて動き始めるんですね。

正確なセリフはちょっと忘れてしまいましたが、最初の頃に殿が市民に「おまえたちはそうして誰かがなにかをしてくれるのを待つだけか! この町が廃れるのも道理!」と怒るシーンがあるんですが、なかなか耳に痛いお言葉です(^^;


お城は、シャチホコ設置をもって完成し、目的を果たした殿は満足そうに成仏(?)していくんですが、これが市長の送り込んだ城を攻略しようとする歴史マニア、城マニアのコスプレさんたちとの攻防戦の真っ最中。
↑「本物の城を攻め落とせますよ~」という広告で、名古屋城の時代祭にくるマニアたちを、市長が猿投に誘導してくるんですね。
悪だくみが、マジ悪代官です(笑)。

殿の成仏と同時に、ナツキを天守閣の上に乗せたまま、段ボール城は綺麗に空中分解し、攻略されずともなくなってしまうんですが。

ともかく潔くかっこいい殿なので、ナツキちゃんはちょっと魅かれていくんですが、数日間の儚い恋でしたΨ(`∀´)Ψ
後に残るは、殿の魂の抜けたいつものフラボンと、大量の段ボールのみです(笑)。

配役がみんなぴったり!Ψ(`∀´)Ψ

いやあ、やっぱり片岡愛之助さん、適役でした。
特に、フラボンと殿の落差がきちんと演じられないとおもしろさ半減なお話で、愛之助さんのキャスティングは絶妙でした。

謀反に命を落とした時の、無念の気持ちなども語られるし、自分がその時妻子を手にかけたことも語られる。
それでも謀反者の子孫である市長と和解を試みたり、プライド捨てて市民に一件一件頭下げに行ったり、殿、なかなか深いキャラなんですよ~。

「タイムスリップしてきた武士」という設定の殿でシラけちゃったらどうにもならないお話だったんですが、さすが歌舞伎の役者さん。そのへんはまったく無問題。
殿はばっちり「殿」です!(≧▽≦)

悪代官役割の市長を演じる江守徹さんも、ハマり役(笑)。

そして、段ボール城を設計して棟梁として築城の音頭をとる、建築工学科の大学生、ヒロイン・ナツキちゃん演じる海老瀬はなちゃんが、本当にかわいいんですよ!

最後、ウエディングドレス着たまま天守閣の上にあがり、シャチホコを取り付けようとするシーンがあるんですが、そこんとこまるで「カリオストロの城」 のクラリスのようでした(笑)。
↑殿とお似合いだとみんなに囃され「祝言じゃ祝言じゃ」とワルノリした市民の方々にウェディングドレスを着せられるんです。

ちなみに、初日舞台挨拶にはなちゃん来てたんですが、
生のがかわいかったです(≧▽≦)b

「京都出身で、HEP(大阪ど真ん中のファッションビル)でバイトしてました~♪」と、大阪舞台挨拶でのツカミは超オッケー!
愛之助さんのことを「最初、雲の上の人かと……」発言し、愛之助さん自身に苦笑されてました(笑)。


妨害工作も市長の邪魔も、あまり悪意もとんがったとこもない、笑いを誘うもので、全編これ楽しく愉快に見られる映画です。

ああ、でも本当にあの段ボール城、一緒に作りたいなぁ!(笑)
楽しそう~(≧▽≦)b

元々は海外で賞をとった短編を、監督自ら長編にリメイクしなおした作品だそうです。
今回初長編だそうで、次回作も楽しみ♪



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