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白夜行【ドラマ】

 23,2009 00:14
最後まできっちり持ってった力技ドラマ。

【犯罪はすべからく許されない、という考えの方には向かない。いろんな意味でどっぷり浸りたい方推奨。つらい目にあう山田孝之好きなドSな貴方にも推奨(笑)。体力整え、時間を作ってからご覧ください。重いぞΨ(`∀´)Ψ】


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(2006/06/23)
山田孝之綾瀬はるか

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ジェットコースター・ドラマですな。
「ど、どこまで行くんだ、こいつら」という感じで、見始めると止まりません。
数日で一気見なんて「太王四神記」以来だ(笑)。
↑韓流には基本的に興味ないんですが、これはおもしろかった。最後の2話だけ撮り直してくれたらもっとおもしろいのにΨ(`∀´)Ψ


制作も役者もガチンコ勝負な感じで、手ぇ抜いてません!という気迫みなぎる力技ドラマです。

ともかく、脇を固める俳優さんも力入ってます。

特に武田鉄矢さん。
いやらしい(エロい意味でないですよ)刑事を熱演。
最初、主人公のふたりに感情移入して見ているとうっとうしくて嫌で仕方がなくなる刑事さんなんですね。
「レオン」のゲイリー・オールドマンみたいな。
良く言いすぎか(^^;
あそこまで変なキレキャラじゃないけど。

でも、これが後半に向かって見事に立ち位置変えていきます。
別にふたりの味方になるわけじゃない。
さわやかないい人になるわけでもない。
でも、執念と信念貫いて、見事に立場大転換。
脚本、よく出来てます。


しかし、こんだけ山田くんが同じような「つらい目にあい続ける、もしくは悩み多き青年(M系)」をやってるってことは、本人に似合うってだけでなく、そういうニーズが世間的にあったってことなんだろうか?

そういうS系な人には、ある意味どストライクなドラマです(笑)。


ちなみにこれも原作未読。

以下、ネタバレ。長文御免。



桐原亮司(@山田孝之くん)は、質屋の息子。
母親が前科持ちの店員(@渡部篤郎さん)と浮気していて、いろいろ気を使って鬱屈している子ども。

西本、のちの唐沢雪穂(@綾瀬はるかちゃん)は、母子家庭育ち。飲んだくれな母親の飲み代を、給食費で払っているような子ども。

ふたりは図書館で出会い、傷ついた幸せでない子ども同士、ささやかに初恋を育んでいきます。

しかし、亮司はある日偶然に、雪穂の母親が金のために自分の父親相手に雪穂を売春させていることを知り、発作的に持っていたハサミで父親を刺殺してしまいます。

泣きながら「私も殺したいと思ってたんだから、やったのは私だよ」と、亮司からハサミを取り上げる雪穂。

彼女は亮司のために、自分の母親を犯人に仕立て上げ、母親と一緒にガス自殺を図りますが、自分だけ生き残ってしまう。

図らずも交換殺人のようにお互いの親を殺してしまった犯罪がばれないように、他人として生きていくことを決意する二人。
このとき、二人は11歳。

でも高校生の時に再会した二人は、過去の罪を隠し、将来ふたりで太陽の下で生きていくために、ずっと嘘と罪を重ね続けることになります。

子どもの時に殺人を犯してしまうことにより、結局お互いしか「太陽」がなくなってしまった、絶望的に結びつけられた初恋同士の二人のお話ですね。


とにかく、子どもの頃は雪穂ちゃんが悲惨。
成長してからは亮司が悲惨(^^;

不幸の無限スパイラルΨ(`∀´)Ψ


この二人を最初から疑い、調べ続ける笹垣潤三刑事に武田鉄矢さん。

小さい時から二人を見守る図書館の職員・谷口さんに余貴美子さん。

最後まで自分が息子を不幸にしたと後悔する亮司のお母さんに麻生祐未さん。

前科者で、亮司の母親の浮気相手。長じてからは亮司の父親殺しの証拠と、雪穂が売られていた時の写真を使って、亮司にダニのようにたかって生きている松浦に渡部篤郎さん。

「殺人者の娘」として施設に入れられていた雪穂を引き取って育てる養母に八千草薫さん。

大変分厚い脇固めです(笑)。

なんというか、キャスティングもキャラ配置も絶妙。
亮司の切り絵の趣味や、そのために使っていたハサミなんかも、最後まで一貫して物語に関係してくるし、余さん演じる図書館職員さんも、本当に最後までちゃんと絡んでくる。

いやあ、やっぱ脚本上手だなぁ!
濃い。11話見終わると疲れるほど内容が濃い(笑)。
ここでは枝葉のエピソードには触れてませんが、枝葉エピソードも大充実です。


ドラマは、亮司が過去を回顧するかたちで始まります。
だから、結末はドラマの初回冒頭にもちょっと出てくるので想像はつくんですが、見ている途中はいったいどこをどう巡ってあそこのシーンに辿り着くのかと思っていましたよ(^^;

亮司は雪穂のため、雪穂は亮司のために罪を重ね続けます。
特に死亡届まで偽造して死人になり、幽霊のように雪穂のために闇の世界で生きる亮司は、最後のほうではもう死刑を免れないくらいの罪を犯してる。

いろんなものに擦り減らされていく亮司が、後半になればなるほど大人びて諦観に満ちていくんですが、反対に最初非常に大人っぽかった雪穂は、後半になればなるほど子どもっぽくなっていくように見えます。

綾瀬はるかちゃんもすごかったが、山田くんが圧巻でした。


どうも、いろいろ話を聞いていると山田くんは「北島マヤ系」らしいので(笑)、撮影中は大変だったんじゃないかな(^^;

小栗旬くんや玉木宏さんが山田くんについて語っているのを聞いていると「あんたらは姫川亜弓と北島マヤかっ!?」と思います。
制作側に興味のある亜弓さまと、ドSな亜弓さま(笑)。

山田くんが、ケガするシーンで実際に自分の身体を自分でバンバン殴ってたという話を両方がしているんですが、小栗くんはともかく、玉木さんの「自分で殴ってるんだから、もしうっかり俺が当てても大丈夫なんだと思った」という発言に、自他共に認めるドS様根性をみたね(笑)。


以前、武田真治さんがやった舞台「身毒丸」について、彼がこんなことを言っていました。
毎日舞台のラスト近くで目が潰れる役をやってる自分の目が、まだ見えているのに違和感を持ってしまい「なんで俺の目はつぶれてないんだ」とずっと思っていた。
「実際に目をつぶせない事」に悩んでいた、というようなことを。

山田くんには、似たような危うさを感じなくもない(^^;
でも、もう20代も半ばまできているから、大丈夫かな。
「身毒丸」の時は、武田さんも若かったしね。

見てる側から言わせてもらえば、そういう役者はとてもおもしろいんですがね。
本人は役柄によっては大変だろうよ(^^;


もとい。

本当に、最初の亮司の衝動的な殺人だけなら保護観察で済んだろうに、追い詰められた子ども同士がお互いを必死で庇うあまりに袋小路に閉じこもっていくようすは、愚かで、可哀そうで、悲劇的です。

それを教えてやる大人も、二人のまわりにはいなかったということなんですが。
それが一番の悲劇かな。

子どもの頃のまま、薄暗いビルの中に、ダクトの中に、膝を抱えて閉じこもってしまった子どもたちは、非情なモンスターにも大人にもなりきれず、罪ばかりを抱え込んで、そして破滅していきます。

亮司が最後に自殺したあと、それが亮司の望みだったからすべてを亮司の罪にして無罪放免になり生き残る雪穂は、結局一番重い罰を受けることになってしまう。
でも「幸せに生きてくれ」というのが亮司の願いだったから、死ぬこともできない。

亮司という太陽を永遠に失った彼女の「白夜行」は、そうして続いていくわけです。


好き嫌いはともかくとして、完成度の高いドラマだと思います。
ラストまでテンション落とすことなく、さあ泣けやれ泣け的な押し付けがましい演出もなく、きっちりキレイに幕を引いてある。

純愛だけど、白くはない。
最初に出てくる「泥に咲く蓮」は、そんな二人の関係を象徴しているのかもしれませんね。
しかも、それは作り物の紙の花だし。
↑亮司が雪穂のために紙で作ってあげるんですね。


ああ、無情(T△T)


【追記1】
「そのときは彼によろしく」では、小日向さんが「重力ピエロ」の役と似た感じのパパ役をやってましたが、これでは渡部篤郎さんが「重力ピエロ」と似た感じの役をやってます。
もっとチンピラ系だけど(^^;


【追記2】

子役ちゃんたちがまたすごいんですよ!
最近は「天才子役」と言われるような子がばんばん出てくるなぁ。
女の子のほうは「L change the WorLd」とか「ヘブンズ・ドア」とかに出てた子ですね。
みんな、末恐ろしいΨ(`∀´)Ψ


【追記3】

最近見続けてて思うんですが、山田くんは鼻筋がキレイですねぇ(笑)。


【追記4】

この山田くんを気に入っていた「MW-ムウ-」のプロデューサーが、賀来を山田くんにオファーしたそうなんですが。
なんて解りやすい(笑)。
じゃあ、結城は雪穂か?Ψ(`∀´)Ψ


【追記5】

最終話まで見終わった次の朝、うちのiPod touchちゃんが山ほどある曲の中からシャッフル選曲で選びだした1曲目が、ソフトバレエの「TWIST OF LOVE」でした。
iPod touchちゃん、ナイスチョイス!(≧▽≦)
なんかそういうイメージの曲だよねぇ(笑)。

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